「恋愛は楽しいはずなのに、気づけば苦しくなっていた」
特にシングルマザーにとって、恋愛とお金の問題は切っても切り離せない現実です。
今回は、実際にあった3人のシングルマザーによる「お金で失敗した恋愛」の実話をご紹介します。
同じような状況で悩んでいる方が、少しでも後悔のない選択ができるよう、リアルな声から学びを得てください。
32歳シングルマザーのケース！割り勘→リボ地獄になった
32歳のAさんが交際していた彼は「男女平等」を理由に、デート代は必ず割り勘。最初は「現代的でいいな」と思っていました。
表面的には「平等」、でも現実は…
32歳のAさんは、付き合っていた彼とのデート代をいつも割り勘にしていました。
彼の好む高級レストランでの食事代、月に数回の映画代、テーマパークの入場料など、月のデート代が5万円を超えることもありました。
子どもの保育園代と生活費で手一杯のAさんは、デート代をクレジットカードで支払うようになり、気がつくとリボ払いの残高が30万円を超えていました。
「彼と別れたくない一心で、お金のことを言い出せなかった」とAさんは振り返ります。
なぜ失敗したのか？
このケースの問題点は以下の3点です。
- 経済状況を正直に話せなかった
- 彼が相手の立場に無理解だった
- 割り勘の「ルール」が一方的だった
割り勘自体が悪いわけではありませんが、相手の経済状況を考慮しない一方的な割り勘は、健全な関係とは言えません。
Aさんの場合、早い段階で「月のデート予算は2万円まで」といった具体的な上限を設けるべきでした。
また、彼に対してもシングルマザーの経済状況を説明し、理解を求めるべきでした。お金の問題を先延ばしにすると、最終的にはより深刻な状況に陥ってしまう典型的な例です。
29歳シングルマザーケース！趣味優先で子どもを犠牲に
29歳のBさんは、アウトドア好きの彼氏とお付き合いしていました。彼の影響で、Bさんもキャンプや登山などを楽しむようになり、毎週末のようにアクティビティに参加。
毎週末、アウトドア三昧の代償
最初は楽しかったものの、アウトドア用品の購入費、宿泊費、交通費等が月10万円近くかかることもありました。
「彼と一緒にいるために必要な出費」と考えていたBさんでしたが、子どもの習い事を辞めさせたり、洋服を買うのを我慢させたりするようになってしまいました。
子どもから「お母さん、最近いつもいないね」と言われて、ハッと我に返ったそうです。
どこでバランスを崩したか？
Bさんのケースは、恋愛にのめり込むあまり、子どもの幸せを二の次にしてしまった例です。このケースの問題点は以下の3点です。
- 子ども優先の生活を忘れてしまった
- 恋愛を最優先しすぎた
- 相手に「子どもありき」の事情を伝えなかった
パートナーとの時間を大切にすることは素晴らしいことですが、シングルマザーにとって子どもは最優先であるべき存在。
趣味や恋愛のために子どもに我慢をさせるのは本末転倒です。
また、彼がBさんの子どもの存在をあまり考慮していないことも問題でした。本当に良いパートナーなら、子どもの幸せも一緒に考えてくれるはずです。
Bさんの場合、もっと早い段階で「子どもとの時間も大切にしたい」「予算には限りがある」ということを伝えるべきでした。
35歳シングルマザーのケース！彼氏からの援助が依存に変わった
35歳のCさんは、経済的に余裕のある彼氏と交際していました。彼は「困った時はいつでも言って」と言ってくれて、実際に生活費の援助もしてくれました。
最初は感謝、でも徐々に…
最初は月に3万円程度でしたが、だんだんと金額が増え、最終的には月に15万円もの援助を受けるように。
Cさんも「働く必要がない」と感じて、パートの時間を減らしてしまいました。
しかし、1年後に彼から「もう援助は続けられない」と告げられ、関係も終了。Cさんは収入が大幅に減った状態で、一人で生活を立て直さなければならなくなりました。
失敗の原因は何だったのか？
このケースの最大の問題は、援助に依存してしまい、自立する力を失ってしまったことです。このケースの問題点は以下の3点です。
- 援助を受けることが前提になっていた
- 相手に経済的に依存しすぎた
- 関係性が「支配と服従」になっていた
一時的な援助は助かりますが、それが当たり前になってしまうと、自分で稼ぐ意欲や能力が低下してしまいます。
また、援助を受けることで、関係における立場が不平等になってしまったことも問題でした。
Cさんは感謝の気持ちから、彼の意見に逆らえなくなり、自分の意思で決断することが少なくなっていたそうです。
援助を受ける場合は、期間や金額を明確にし、自立への道筋も同時に考えることが重要です。
また、援助によって関係性が変わってしまわないよう、定期的にお互いの気持ちを確認し合うことも大切ですね。
シングルマザーが恋愛でお金に振り回されないために
恋愛は心の支えになりますが、お金の問題が絡むとその支えがストレスへと変わってしまうこともあります。
とくにシングルマザーの場合、「子ども」「生活費」「時間」といった制約の中で恋愛を楽しむには、相応の覚悟と工夫が必要です。
この3つを意識すれば、後悔は減らせる
ここでは、恋愛でお金に振り回されないために、最低限おさえておきたい3つの視点を紹介します。
家計の「恋愛予算」を決めておく
ず大切なのは、「恋愛＝特別枠」でお金を使いすぎないこと。
食費や光熱費と同じように、“恋愛に使っていい金額”をあらかじめ決めておくことで、自分の中でブレない軸ができます。
たとえば「毎月1万円まで」「2週間に1回はお金のかからないデートにする」など、金額や頻度を自分で設定しておくと安心です。
これを曖昧にしたまま進むと、「気づけば3万円使ってた…」なんてこともよくあります。恋愛を続けながらも家計を守るには、最初のルール作りが不可欠です。
お金の話を“言いづらい”ままにしない
「お金の話をすると嫌われるかも」「せこいって思われたらどうしよう」——。
こうした気持ちから、つい金銭的な話題を避けてしまう人も少なくありません。でも、本当に大切なのは“誤解なく伝えること”。我慢して続ける関係は、いずれどこかで崩れてしまいます。
「今月はちょっと予算が厳しい」「交際費はこのくらいで収めたい」など、遠回しでなく具体的な言葉で伝えるのがコツです。
それで離れていく相手なら、むしろ早めに本性がわかってよかったと思えるはず。
金銭感覚の合う相手を最初から選ぶ
人は簡単に変わりません。「最初は気が利かないだけ」「いずれ気づいてくれるはず」と期待しても、金銭感覚のズレは修正できないことが多いです。
付き合い始めの段階から、「どういうお金の使い方をする人か」をさりげなく観察するようにしましょう。
たとえば、初デートがやたらと高級店ばかりだったり、「割り勘は当然でしょ」と一方的な価値観を押しつけてくる相手は、将来的にもトラブルの元になりがちです。
逆に、「無理しないでいいよ」「今日は公園でもいい？」と提案してくれる人は、あなたの状況を理解しようとする優しさの持ち主かもしれません。
まとめ：同じ失敗を繰り返さないために
お金で失敗してしまった恋愛も、その経験を無駄にしなければ、次につながる貴重な学びになります。
今回の3つの実例を通じて、あなたが恋愛と家計を両立しながら幸せを築くヒントが少しでも得られたなら嬉しいです。
あなたと、あなたの子どもが安心できる恋愛を、心から応援しています。
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